本文へスキップ

WanOnlySMILE 新潟県 犬の保育園・幼稚園・しつけ・お手入れ・飼い方、相談

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.080-1078-9887

〒955-0047 新潟県三条市東三条1-13-25

コンセプトconcept

コラム

知っておけば役に立つ、ちょっとした豆知識などをご紹介しております。
わんちゃんとの生活の参考になれば幸いです。


皆さん、散歩をただの“運動”と捉えていませんか?

運動と捉えてしまうと、チワワやトイプードルなどの小型犬は、室内で好きにさせておくだけで充分!散歩なんて必要ない、という認識になってしまいがちだと思います。
また、逆に、走らせたり黙々と歩かせたりして、激しく身体を使わせるべきものだと思っておられる方も、多いのではないでしょうか?

あるいは、「うちのコは外を恐がって散歩が出来ないから、行かない」というケースも、あるのではないでしょうか。
それがどれだけ悪い甘やかしになっているか、お気づきでない方も、少なくはないでしょう。

引きこもりで自室から出られないお子さんを生涯放置する事と同じなのに。

勿論、散歩には、適度に身体を動かして健康を保つという目的もあります。
中高年の、健康に不安のある方が、何も激しいスポーツを始めなくとも、無理のない速さでウォーキングするだけで充分だったりするのと同じです。
以前レッスンさせて頂いたシニア犬(13歳という高齢犬)でも、ちょっと後ろ足がよたよたしていたのに、散歩に毎日出るようにしたら階段までひょいひょいと上れるようになったコがいました。
身体の健康を保つためにも、適度な散歩は大切です。
ですが、それよりも私が声を大にして訴えたいのは、

心の健康にも散歩が絶大な効果を持つということ。

この重大さに気付いていない、知らない人は、実は動物業界の中にも多いと感じています。
特にペットショップの店員さんには、『実は動物のことなんてよく知らなくて、お店のマニュアル通りに営業している人』『知っているけれど、動物を飼う大変さを力説してしまうと売れなくなってしまうから、敢えて言わない人』『お店の方針で本当のことが言えずに苦しんでいる人』も多いんです…。
早く動物を『商品』としてしか見ない社会が終わらないかな〜と願う今日この頃…。

どうか犬を売る立場の方の「お散歩に行かなくても飼えますよ」という台詞は信じないでください。

以下に書き綴る散歩の役割を熟読頂ければ、その意味がおわかりになると思います。
それでは、散歩が『運動』意外に持つ重大な役割を、いくつかご説明しましょう。

“社会経験”を積ませ、身体でなく“精神”も成長させる

毎日の散歩に行かない犬は、身体だけ大きくなっても、心が健やかに成長できません。
『散歩に行かない』=『家から滅多に出ない』というのが、どういう事かと言いますと。

■保育園にも幼稚園にも行ったことない。
■小学校も中学校も行ってない。
■アルバイトも経験ない、勤めたことも勿論ない。
■ご近所さんや友達との触れ合いもした事ない。
■超狭い世界しか知らない、まさに井の中の蛙。


世間知らずの箱入り娘(息子)になってしまうということなのです。


散歩に出ると、人間にとっては何気ないいつもの光景と思えても、実は細々とした“刺激”“経験”が犬を待っています。
例えば飼い主さんにとっては『いつもの公園を通る』だけでも、愛犬にとっては、『いつもと違う犬のニオイが残っている』『初めて見かける子供が遊んでいる』『昨日はここになかった自転車が停まっている』そんな些細な事だって、一つの刺激です。
『見知らぬ人の傍を通り抜ける』たったそれだけの事が、一つの“経験”であり、ごく小さなものではありますが“成長”なのです。そして、その小さな小さな成長を積み重ねて、どんな人とでも平然とすれ違える“大人”になっていくのです。
人間の子供でも、例えば男の子なんかだと、小さい頃道行く車や電車に夢中になって眺めたりしますよね。
あるいは、動物好きな子だと、犬を見かけるたびに「わんわーん!」と叫んで立ち止まったり、近付こうとしてお母さんに手を掴まれたりしている光景、見かけたことはありませんか。
逆に犬が苦手で、その都度「こわい」とぐずったりする子もいるでしょうか。
そんな彼らも、日々外に出て、車や犬を日常的に見かけることによって、それらが『特別なもの』ではなくなります。
いつも見かける、珍しくもないもの、いちいち立ち止まって見詰めたり近付いたりするものではないもの、そういう風になっていきます。
犬が苦手でも、いちいちぐずらず、遠回りしてよける、などの対処を覚えるはずです。

それもやはり、何度も“経験”を積んで対処を“学習”しなければ出来ないこと。

例えば、街中を猫がひとりで歩いていても騒ぎにはなりませんが、ライオンが歩いていたら、皆さんどうですか?
「なんだ!?どうした!?」とつい釘付けになってしまったり、角で突然バッタリ出くわせば、驚いてつい叫んでしまう事も充分あり得ると思いませんか?
それはライオンという存在がそれだけ我々にとって『日常的ではない存在』『馴染みのないもの』であり、猫は身近に溢れているものだからです。
そして、猫がいちいち襲いかかってくるようなものではない、近付かなければ危険はないと、私達の方が経験から知っているから。
しかし、家からほとんど出た事がなく、猫という生き物をよく知らない人がいたら。
猫だって、充分得体が知れなくて、警戒すべき対象になるという事が、ご想像頂けるでしょうか。
高校生くらいにもなった子が、犬を見るたびに叫んで泣き出して逃げていくとしたら、どうでしょうか?
「なんだあの子…」となりませんか?

身体は大人になっているのに、内面が相応の成長を遂げていないという不自然さ。

端から見ていても不健全ですし、本人だって苦しいことです。
パニックにまで陥らずに、自力で苦手なものを回避できる大人と。
どうしたらいいかを知らずに泣き叫ぶほど心をかき乱されてしまう、身体だけ大きくなった子供。
どちらが楽か、おわかり頂けますよね。


こちらもご参照ください

散歩に行きましょう!
犬の好奇心を摘み取らないで!
散歩で“大人”に!


“身体だけ大きくなった子供”は、人間社会でも白い目で見られがちですが、実は犬社会でもそれは同じです。

犬にも、年相応のらしさや振る舞いというものがあり、子犬の時は許されたことも、成犬になると許されなくなったりします。

内面が健全に成長できていない犬は、犬仲間に迷惑をかけ、嫌煙されたりしてしまうのです。

こちらもご参照ください

はじめてのドッグラン
レオの初ドッグカフェ


散歩に行かない(たまにしか行かない)犬でも、特に問題なく育っているように見えるケースは沢山あります。
しかしそれは、飼い主さんが明確に感じるほど歪みが表面に出てきていないだけ…あくまで『一見問題ない』だけで、やはり多かれ少なかれ不健全な部分があると、私は思います。
学校に行かない、働いたことのない、家から出ない成人が、どんなに性格的に“イイコ”であっても、やはり突然“人並み”に働け!と言われたら、無理なように。
まして犬は、人間以上に、自分の意思ではなく、飼い主さんが決定権を握っているのです。
本人は学校へ行きたくない、行けない子ではないのに、親が行かせないようなものです。
飼った以上は、愛犬を、犬としての在るべき姿に。
犬という生き物本来の姿に育ててこそ、責任を果たしたと言えると思います。
いつまでも子犬みたいなやんちゃさが可愛いとか、家族以外には咬むけど取り敢えず生活には困ってないからいいや、というのは、人間のエゴだと思います。
犬本来の在るべき姿とは、年相応の、成熟した精神を兼ね備えた状態を言うはずです。
飼うからには、健やかで安定した精神を持つ、本当の大人にしてあげましょう。
そのためにお手軽かつ身近なのが、散歩なのです。


ストレス発散には散歩が一番!

皆さん、ちょっと想像してみてください。
ご自宅のテレビ、どのチャンネルをつけても、理解できない外国語の番組ばかり。雑誌も本も、読めない言葉しか書いてません。パソコンや携帯を見ても同様。
出入りするのは家族だけ、自分の意思で友人や恋人は呼べません。
そして、自分の意思では、一歩たりとも家から出る事が出来ません。
あるのは積み木やぬいぐるみのようなオモチャだけ。
そんな家で、何日過ごせますか?
これは基本的にインドア派の方でも、相当辛いのではないでしょうか?
私もかなりのインドア女ですが、ろくな暇つぶしの道具もなく、一歩も家から出られないとなると、恐らく二、三日でギブアップです。仕事などで疲れていれば一日寝て過ごすのもアリですが、その仕事にも出られないわけですから、寝るにも限界があります。
散歩に出ない犬というのは、このような状態にあるのです。
犬はテレビも見ないし、読書もしません。
オモチャで遊ぶと行ってもパターンに限界があります。
ストレスを発散できるような事がほとんどなく、退屈すぎる事によって更にイライラしてしまいそうな感じさえしますよね。
そもそもまず、ストレスというものについて、今一度よく考えてみたいと思います。
ストレスという言葉が当たり前に使われる社会になり、どこにでも当然存在しているような印象を受け、ストレスというものの恐ろしさ、重大さが、少し軽んじられるようになっているような気もします。

個人的には、ストレスほど恐ろしいものはないと感じます。

頭痛、目まい、肌荒れから、時には救急車騒ぎになるほどの重大な病気さえ引き起こすこともあるストレス。
イライラしてキレやすくなる、異様なほどテンションが上がったり逆に落ち込んだりと情緒不安定になる、無気力になるなど、精神的な悪影響も勿論あります。
身体的にも、精神的にも、“何でも”引き起こしちゃうものだな〜と感じるのです。
犬でもストレスから皮膚を悪くするなど、よくある話です。
また、慢性的にストレス状態にある犬は、免疫のバランスも崩れるため、本来なら対抗できる菌が入ってきた時にも負けてしまったりと、体調を崩しやすくなります。寿命にさえも関わる事なのです。
そんな恐ろしいストレスですが、どんな時に発生するのでしょう?

ストレスとは、
『環境の変化によって生じるもの』
であり、嬉しい・楽しい出来事でも、発生してしまいます。

特に『興奮状態』に陥ると、ストレスホルモンが分泌されてしまうのです。つまり…

一人でお留守番していたところへ、飼い主さんが帰宅。
嬉しい!お帰りなさ〜い!!と興奮。これでもストレスは発生します。


ということは…

来客があった。
ドッグランに行って思い切り走り回った。
動物病院に行った。
トリミングに出された。
散歩中相性の悪い犬と出くわし、思い切り吠え合った。

などなど、
犬がストレスを感じそうな事柄は、身近なところに溢れているのです。 そういう意味では、ストレスがどこにでも当然存在しているというのは、事実ですね。
気ままに好き勝手に暮らしているように見えても、犬達だって、人間が思う以上にストレスに晒されているんですよ。まして、外からの些細な物音や、窓の人影にキャンキャン言ってしまう犬は、どうでしょう。
家でもリラックスしきれず、些細な事に興奮して騒ぎ立てるのです。
散歩中、人や犬に突進してしまったり、犬を見かけるたびにギャンギャン騒いでしまう犬はどうでしょう。
せっかくストレス発散のために散歩に出ても、興奮してストレスがプラスになってしまうようでは、勿体ない。
犬自身も到底『心豊か』『幸せ』とは言えなさそうな事は、ご想像頂けますよね。
飼い主さんが困っているとかいないとかではなく、是非犬自身のために、問題の改善に向き合ってほしいと思います。

さて、ストレス発散と言われて、『犬は思い切り走ってこそストレス発散になる』と思う方、いらっしゃるのではないでしょうか。
何度もボールを投げて、走って取りに行かせたり、自転車で引っ張って思い切り走らせたり、そんな風にしてあげる飼い主さんも沢山いらっしゃいます。

前述の通り、ストレスは『興奮』によって生じます。
興奮度の高い遊び(全力疾走させる、犬同士激しく走り回り続ける、激しい引っ張りっこなどなど)は、実はストレスレベルを上げてしまうリスクがあるのです。

日常的にそういう遊び方ばかりしていると、興奮しやすくなり、興奮する事によって更に頻繁にストレスホルモンが分泌され…という悪循環に陥ってしまう可能性があります。

それに、バカみたいにテンション高く、無我夢中で遊ぶのは、子供のやる事

ストレスの観点からも、前述の『大人にする』という観点からも、
まずは自分で自分をしっかりコントロール出来、我を忘れるほど遊びだけに熱中してしまわない、精神的にゆとりのある大人にしてあげましょう。

こちらもご参照ください

やんちゃはほっとけ!


では、一体どのような散歩がストレス発散に効果的なのでしょうか?
詳しくは後ほど、別のページでご説明したいと思いますが、これだけは外せない事柄をここにご紹介します。
犬にとって本当の意味で質の高い散歩、それは、嗅覚に存分に刺激をくれてやる事が出来る散歩。つまり、 心ゆくまでニオイを嗅ぐ事が出来る散歩なのです。
犬にとって最も重要な器官は鼻であり、鼻を充分に使う機会があるかないかで、脳の発育、精神的安定度まで影響があるのです。
皆さん、目が見えなくなるのと、耳が聞こえなくなるのは、どちらが不便そうだと感じますか?
恐らく十中八九、目とお答えになると思います。人間は目に最も頼っている生き物だからです。
犬にとってはそれが鼻であり、犬は嗅覚を使ってナンボの生き物。しかし鼻は、「使おう」と思わなければ、その真価を発揮しない器官です。耳のように、自分の意思に関係なく情報が飛び込んでくる器官ではありません。
だから、犬に「ニオイを嗅ごう」と思わせる環境が必要なのです。
見知った家の中で、今更熱心にニオイを嗅ぎ回る必要はありませんよね。
しかし外なら、同じ道でも、そこを通った人や犬によって、雨が降ったかどうかによって、四季折々の草花や生き物によって、日々ニオイ事情が違います。
だから散歩に出てあげるだけで、犬は家の中にはないニオイを嗅ぐ事ができ、適度な刺激を得る事ができるのです。
まして一本違う道を通ってみたなんてことがあれば、それはもう充分な刺激。

また、犬達は、地面や電柱に残されたニオイを嗅ぐだけで、直接顔を合わせなくとも“交流”したことになります。

散歩中には一頭も犬と会わなくとも、道に残された他の犬のニオイを三頭分嗅いで、「今日はお友達三人とコミュニケーションできた♪」という具合です。勿論、直接触れ合うのとはまた違いますが、家から出なくては、ニオイによる交流さえありません。
ちょっとでも交流できたのと、全くないことの差の大きさは、おわかりになるでしょうか。
そういう小さな小さな経験を積み重ねて、成長していくのです。

ニオイを嗅ぐこと以外にも、外に出れば“刺激”がいっぱいあります。
鳥や虫を眺める、土をほじくってみる、水たまりに近付いてみるなんていう何気ない事も、刺激のうちだし遊びの一つ。
家という狭い空間では、決まり切った出来事しか起こりませんし、やれることだって限られます。
仮に、いくら飼い主さんと楽しそうに遊んだとしても。
毎度毎度、『飼い主さん』という決まった人と、『決まったパターンの遊び』をするだけでは、やはり刺激は不足するのです。

長く付き合った恋人と、毎回同じ流れのおうちデートをするような感じでしょうか。
それはそれで良くても、やはり時には恋人以外の人(家族、友人など)と、恋人とは行かないところへ出かけるような事もしたいですよね!犬だってそういう“刺激”が欲しいんです。あくまでスリルとか強すぎるものでない、適度で楽しい刺激ですが。
散歩に行かない事で陥るのは、運動不足より刺激不足。
身体だけでなく、頭も心も使う機会がないという事です。
そのような生活は、生き物としてどうなのでしょうか?
『生きてる』と言っていいの?くらいのことだと、私は思うのです。

ただでさえ刺激不足の生活をしている、かつ、ストレス発散が充分にできず情緒不安定、経験も少なく精神的に幼い。
散歩に行かない事でそういう状態にある犬にとって、たまの来客なんて、充分『強すぎる刺激』になり、必要以上に反応する(人好きなら嬉しすぎて大騒ぎ、恐がりなら過度に恐怖して震えたり固まったり、攻撃的ならなりふり構わず襲いかかるetc...)というふうになっても、ちっとも不思議はないと思います。
「うちの犬は散歩は時々だけどそんな事ないわ!」という方、いらっしゃいますか?愛犬に感謝してください。それはとても幸運なことです。または、あなたが愛犬の『歪み』に気付いていないだけなのです。


“自然”と触れ合う

これまでの話とも通ずるものがありますが…個人的にはすごく重要だと思うので、ピックアップします。
散歩に出ると自ずと、どんなに街中を歩いていても、“自然”と触れ合う事になりますよね。
「え?都心のど真ん中に自然なんかないよ?」と思った 方はいらっしゃいますか?
高層ビル群の間を歩いたって、必ず触れ合う自然はありますよ!
それは『空』と『風』。
ね?“自然”でしょ?
ましてちょっと田舎道に行けば、土や草は、少しくらいだって存在すると思います。
日差しだって浴びますし、公園なんかあれば、木が植えてあったりちょっとした池があったりしませんか?
同じ空や風でも、季節や時間帯が違うだけで、受ける感じが全然違うことだってありますよね。雨や雪だって降ります。
エアコンで調整されていない、屋外の空気に包まれるだけでも、些細ながらも自然と触れ合った事になると思いませんか?
外に出ると、特に意識する事もないような、さり気ない自然に溢れています。
人間は、自分の意思で外に出て、庭の草刈りをしたり、近所のスーパーへ買い物に行く道中で何気なく草花を目にしたり、普段仕事に行くだけだって風を受けて「あーもうすぐ秋だな」なんてぼんやり思ったり出来るから、“全く自然と触れ合えない”という事の重大さに気付けない事が多いかも知れません。
先に述べた、『自分の意思で一歩も家から出られない生活』を想像してみてください。
別にアウトドア派じゃない、ガーデニングなんて興味ない…そんな方でも。
窓も開けてもらえない、カーテンすら閉め切っている、そんな部屋で何日も過ごす事を想像したら、いかがですか?
空調は快適でも、四季もお天気もわからないんですよ。生きとし生けるものにとって、自然と触れ合う事は欠かせません。
犬だって、暗い夜道より、気持ちよく晴れた青空が好きです。
アスファルト道路より田んぼのあぜ道みたいなところが好きです。
気持ちいいと感じる条件は、おおよそ人間と一緒です。
自然を感じることは、生き物にとって、絶対不可欠の『生きる喜び』だと私は思います。夢を叶えるとか、幸せな家庭を築きたいとかという人生の目標、生きる目的は人それぞれでしょうが、それ以前の、もっと根本的な生きる喜び。仮にどんなに裕福で、仕事も大成功を収め、素晴らしい家族を築き、何一つ不自由のない生活を送れている人がいても。それが都会の高層ビルのワンフロアから出る事の出来ない生活だったとしたら、その人の心には、重大なものが欠けてしまうと思うのです。まして犬は、「将来こうなりたい」などという目的は持ちませんし、映画鑑賞が趣味だとか、たびたび旅行へ行くなどという楽しみは持ちません。
彼らの思想、生き方は、人間よりもっともっとシンプルなはずです。
そんな彼らから、生命の必須栄養素とも言える『自然と触れ合う事』を奪ったら、つまり日常的な散歩をさせないで暮らさせたらどうでしょう。
私はそれは、『死なない』だけで『生きる喜びを存分に味わっている』『生き生きとした日々を送っている』『人生(犬生)潤っている』とは言いがたいと思うのです。
毎日毎日、海や川、山に連れて行く必要はありません。
でも、たまに自然の中に連れて行ってやるだけではいけません。
どんなに広いお庭があっても、そこで遊ばせるだけでは足りません。
一日二回、最低でも一回、愛犬の身体の大きさや体力に見合った散歩を。
日光を浴び、風を受け、近所の何気ない身近な自然で構いません、触れ合わせてやってください。
自宅や庭にはないニオイを嗅がせてあげてください。
些細な自然との触れ合いであっても、それが一つの経験となり、リフレッシュになるのです。
犬という生き物が本来必要とする、生きていく上で欠かせない喜びを。
犬は自分で選択できません。
犬を飼った以上、散歩は義務なのです。

それでは、実際にはどんな散歩をすればいいのか?
注意点などを後日、別のページにまとめたいと思います。

スタッフ写真

犬の保育園・幼稚園・しつけ・お手入れ・飼い方、相談
WanOnlySMILE

〒955-0053
新潟県三条市北入蔵2-8-13
TEL.080-1078-9887
→アクセス

事業所の名称
Wan only SMILE
事業所の所在地
新潟県三条市北入蔵2-8-13
動物取扱業の種別
訓練・保管
登録番号
新潟県三保第1704009号
新潟県三保第1702054号
登録年月日
平成29年8月1日
登録有効期限
令和9年7月31日
動物取扱責任者
土田 彩子